美保薬局

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ニーハオトンシン

2008年10月

映画『おくりびと』

ニーハオトンシン 2008年9/10月合併号 文:岡部美智子

『敬老の日に“おくりびと”という映画を、母を連れて、観に行って来ました。とっても良かったですよ!!!』と、教えて下さったお客様の勧めで、“おくりびと”を観て来ました。
残念ながらいわき市平の映画館では上映されていなかったので、茨城県ひたちなか市にある、TOHOシネマズという映画館まで主人と二人で観に行って来ました。観に行く前、主人には、映画の内容は全く話さず、ただ映画を観に行きましょうとだけしか言っていませんでした。

映画のストーリーは・・・
東京でオーケストラのチェロ奏者をしていたが、楽団の解散で演奏家への道をあきらめ、故郷の山形に戻ってきた小林大悟(本木雅弘)は、求人広告に願ってもみない好条件の職を見つけた・・・・・

“年齢問わず、高給保証!実質労働時間わずか。
旅のお手伝い。NKエージェント!!”

早速面接に向かった彼を待ち受けていたのは、何故か棺桶が置いてある古びた事務所だった・・・・・というような始まりです。
始めは、戸惑っていた大悟も、さまざまな境遇の死や別れと向き合ううちに、いつしか納棺師という仕事に理解を示すようになっていきます。
そんな中、納棺師戸いう仕事に妻や友人の偏見の目があったり、幼くして別れた父の事・・・周りの方々の重く暗い人生などが入り混じっていますが、死とは・・・生きるとは・・・少し考えさせらる映画でした。

主人は最初、『なんだこの映画・・・暗くてイヤだな~でも、一人では帰れないし、もう少し我慢して観ているか・・・・・』と、思っていたそうですが、観ているうちにだんだん映画に引き込まれていき、知らぬうちに涙が出ていたそうです。
主人が病気をしてから、なるべく楽しい映画やビデオ、DVDを観るように心掛けていたので、はたしてこのおくりびとはどうかな・・・・・と、心配していましたが、
感じるものが同じだったので、ホッとしました。

この映画には、その他、山崎努さん、吉行和子さん、笹野高史さん、余貴美子さんなどの名俳優人たちが顔を揃えています。中でも、愛する女房を亡くした喪主役の山田辰夫さんの演技がとても良かった!!
そして、この映画の中に流れるチェロが第二の主役・・・・・映画の中の音楽って、とても大切な役目がありますものね。

“俺もチェロ、習おうかな・・・”

何にでも影響されやすい、主人のひとり言・・・でした。
是非機会があれば、映画館で“おくりびと”ご覧下さい!!!

                 岡部 美智子
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