美保薬局

福島県いわき市の美保薬局は、漢方薬とスキンケア指導でアトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・ステロイド外用剤
による副作用、お肌のトラブル・ニキビ・その他皮膚病のお悩み相談専門の経験豊富な漢方薬局です。

ニーハオトンシン

2008年05月

久しぶりに怒っています!!!

ニーハオトンシン 2008年5/6月合併号 文:倉本健治 

当店は、お陰様でたくさんの方々が皮膚病・慢性病のご相談にいらっしゃって下さいます。しかし、特に皮膚病の新規のお客様に多いのですが、皮膚科より処方される薬に関し、あまりに無頓着の方が多いことに驚いております。
病院で出される処方箋や、調剤薬局で出された薬に関する資料を紛失してしまうという方の多い事!・・・それでいて「ステロイドは怖いから嫌!」と言う様な話しが出てきたりします。ステロイドは特に顔面の連用が副作用を招きますが、素人で無知識とはいえ、軟膏を概略どの位使用したかも不明の方々の多いのには驚くばかりです。また、一番困るのが、処方箋でなく、クリニック内で処方され軟膏缶に調合されていまいますと、何の薬かほぼ不明になります・・・。これは薬局でも全く同じことですが・・・薬局では、成分・品名のない薬は販売できませんので、特に内容の確認をなさって下さい。

いわきでも何件かの薬局で全く表示のない軟膏の販売がおこなわれており、困っております。美保薬局では良識ある的確な診断をして下さる皮膚科医の先生とタイアップしており、私が拝見し、少しでも「んっ?おかしい皮膚病だな?」と感じた場合、皮膚科医の先生に紹介し、きちんした病名・治療法を確認し、対応しております。そうでないと、アトピー性皮膚炎と言われた方の8割はアトピーではなかった・・・と言うことがほとんどです。
先日も化粧品皮膚炎の方がいらっしゃり、皮膚科にいったら『カブレの原因はホコリです。』と言われたそうで、その方は素人ながら『エーッ?何でホコリのカブレで顔だけかぶれるの???その他の露出部は何でもないのに?』と疑問に思ったそうです。
その方にも、原因は化粧品ですよと言う事を詳しくお話し、当店のやり方で、約1週間程度で完治しました。驚くことに、最近、こういう方がたくさんいらっしゃいます。もし[アトピー性皮膚炎です。]と言われたら是非『どう言う根拠でアトピー性皮膚炎なんですか?』と聞いてみてください。アトピー性皮膚炎と診断をつけるには、いくつか定義・項目があり、治りにくいから、原因が判らないから、という理由だけで、単にアトピー性皮膚炎・・・ではないのです!

もっとも、先日、小学生の娘さんを連れたご家族の方が相談にみえました。
『福○医○の皮膚科に数年間通い、ずっとアトピー性皮膚炎と言われ、通院していたが全く治らない』・・・ということで来店されました。
私が拝見したところ、その娘さんは、全くアトピーではなく、自家感作性皮膚炎と言う、別な皮膚病でした。私の説明にご家族も納得してくださったようです。
調剤薬局の薬剤師の先生方も処方された薬について、少しでも理解し易く、薬の説明書を渡してくれますので、紛失したりしないで、別な病院へかかる場合は、前にもらってある薬の資料はご持参下さい。
薬の重複投与を避ける為と、皮膚科の場合ステロイド軟膏の連用防止にもなる訳なのです。
ステロイド外用薬は決して怖い薬ではありません!・・・が、使い方次第で大変な副作用が発生します。使い方には充分ご注意下さい!            薬剤師 岡部 健治
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