美保薬局

福島県いわき市の美保薬局は、漢方薬とスキンケア指導でアトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・ステロイド外用剤
による副作用、お肌のトラブル・ニキビ・その他皮膚病のお悩み相談専門の経験豊富な漢方薬局です。

ニーハオトンシン

2007年02月

言わないで!私が一番気にしてるのに!!

ニーオトンシン 2007年2月号  倉本健治

「赤ちゃんは未だなの?」「もうそろそろ出来てもいいんだけどネー」「やる事やってんの?」もっとひどくなると、どこかの伯父さんが「ムゴ様が悪いんだっぺ!俺に貸してみろ。すぐできっから!!」と、世の不妊症でお悩みの女性の方々には、頭にくるし、涙が出そうな言葉が飛び交いますネ。ただ、この様な暴言も、年々、世の移ろいと共に減っては来ましたが、まだまだ、相手も悪気は無いとは思いますが、つい口からすべってでてしまう言葉ではないでしょうか?

遠方からも評判を聞いて、たくさんの方々が『不妊症・周期療法』のご相談にみえますが、中には治療以前の家庭内の問題等を抱えておられる方が多いのにも驚きます。

不妊症の場合、まず女性は、基本的に“各種の検査”から始まりますネ・・・所がご存知の様に、検査は何せ“女性の一番恥ずかしい部分を診察”される訳で、又、検査の項目によっては、痛みの苦痛との戦いもあるわけです。検査内容をお聞きしてみると、私の様な注射嫌いな者にとっては、耐えられない事でしょう!!

数多いご相談をお受けしていると、基礎体温上、漢方薬の服用後、大変良い状態になり「これでは、いつ妊娠してもおかしくないですヨ!」と言う状況でも、中々妊娠出来ない方もいて、やはり“妊娠は神様しか知らない”と感じられる時も度々ございます。
しかし、現代は『不妊の原因が男性にある場合が多い』と言う事なのです。周期療法で奥様の体温・体調共々大変良好になり、何時出来てもおかしくない方でも、なかなか出来ず困ってた方が、実は、夫が協力してくれて、精子の検査をしたら“精子の動きが非常に弱く、夫にも漢方薬飲ませたい!!”と願うご夫婦もいらっしゃいました。そこで、ご主人に漢方薬投与しましたら、2ヶ月後に“受胎した!!”と言う事例が結構ございます・・・ので…是非、不妊で悩むご夫婦の場合、極力ご主人の協力の元“検査”をお願い致します。

周期療法は、基礎体温が全ての基礎になりますので、ご相談の方はせめて1ケ月できれば3ケ月基礎体温をおとり下さい。この基礎体温の見方は、お医者さんの見方とは全く違いますので、産婦人科で異常がないと言われても、必ずご持参下さい。そして、生理時の状態低温期・排卵期の帯下(おりもの)の状態・高温期の状態と4つの項目のチェックを致しまして、異常がみられる場所に漢方薬を処方していきますので、まず、非常に体調がよくなり生理痛のある方は無論、痛みもなくなり、内膜症等の症状及び改善にも繋がる訳なのです。
ご主人の異常は、「精子が全くない!!」となると、これは無理ですが、これ以外は漢方で何とか対応できますので是非ご相談下さい。そして、是非周囲の方…余計な励まし・気遣い・・・などはやめましょう・・・!!
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